PC向けウェブバージョンでラベル検索可能 リンクは最下部へ

2.15.2014

Photo Shooting:ライティング編

日中晴天下での撮影では写真の明るさで大失敗することはあまりありません。ですが夜間の撮影や暗所での撮影は画面が真っ暗の写真になってしまうことがあります。ではどうやったら暗い中でも自分の車をうまく見せることができるのか?それはいくつかの方法で写真を明るくする努力が必要です。スナップマティックにはフラッシュがついていないので、別の方法を考えなければなりません。

自分はクルマについてはそれなりに人より詳しいと自負していますが、写真撮影に関してはちょっとかじった程度です。プロから見たら笑われる内容かもしれませんが、自分が撮影時に気にしていることなどを紹介したいと思います。

夜間オリンピック高速道路高架下で撮影しました。1枚目がそのまま撮影、次がボーラーでロービームをあてて。3枚目はハイビーム、最後はハイビーム+モノクロフィルターです。このブログで使う画像はレタッチをするので1枚目でもある程度明るくできますが、今回は撮影後そのままの状態です。素の状態で言えば自分は2枚目が好みです。またハロゲンライトとHIDでも色味が変わってきます。ライティングする側のクルマの車高によっても光の届く範囲が変わります。車を近づけたり遠ざけたりでも変化があるので、状況にあわせて微調整をしてみて下さい。

街灯などクルマを照らしてくれる光を使うのもよい方法です。この写真では更に少し後ろからロービームでライティングしています。街灯の光の色とクルマのライトの色が違うことも分かるでしょう。この9Fはマットブラックなので反射があるのはリアカバーのクローム部分だけですが、ツヤあり塗装色ならボディへの映りこみがもっと多くなりもう少し派手な印象になると思います。

ここはこのFQ2と同じ撮影場所、ストロベリーアベニューのリージャンスクエア地下駐車場入り口です。ライトが設置された場所を選んでもなんとなく明るさが少ないと思ったらフィルターを試して見ましょう。今回はあまりよい結果が得られませんでしたが、1枚目と2枚目で大きく印象が変わることが分かります。何でもかんでもフィルターを使えばいいというものではないので、必要以上に多用するのは好ましくありませんが雰囲気に合っていればよい結果が得られます。

光を意識するのは暗いところでの撮影に限った話ではありません。この写真はあまりよい構図ではありませんが太陽との関係で影が落ち、暗い部分ができるという例です。またフレアが発生していることもわかります。車をキレイに取りたいならフレアや影はないほうがよいかもしれませんが、あえて写しこむことによってアーティスティックな雰囲気にすることも出来ます。

光のあて方、あたり方は写真のデキをよく見せたり悪く見せたりするポイントの1つです。特に暗所での撮影ではしっかり気を使わないと真っ暗な写真になってしまい他の人に見せても、???という印象を与えがちです。もちろん意図的にある部分を隠すように作られたものならばそういう印象にもならないでしょうが、ただただ撮るだけではあまりよいイメージは得られません。