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2.15.2014

Photo Shooting:構図編

この写真は自分がロスサントスで初めて撮った写真です。ガレージの台数が限られている中でよりクルマを楽しむには、クルマの入れ替えは避けて通れません。でもせっかくカスタムしたクルマがなくなってしまうのは虚しいものです。入れ替える前に写真に残しておけばいつでもその車を思い出すことができますし、同じモデルで別のカスタムをしたい時の参考にもなります。ただ写真におさめるだけでもいいのですが、せっかくカッコよくカスタムしたのなら見映えのする写真を撮っておけばカーライフがより充実したものになります。

自分はクルマについてはそれなりに人より詳しいと自負していますが、写真撮影に関してはちょっとかじった程度です。プロから見たら笑われる内容かもしれませんが、自分が撮影時に気にしていることなどを紹介したいと思います。

2枚の同じような写真ですがどちらの方が印象がいいですか?作品的なイメージがするのはどちらでしょうか?上の写真は日の丸構図といわれる撮りたいものを中央にもってきた構図です。悪いわけではないのですが作品というよりは記録というイメージが強くなります。下の写真は構図を考える基本・三分割法を意識した構図です。三分割法を意識すると日の丸構図よりそれらしい写真を撮ることができます。もちろん日の丸構図でも条件が揃えばそれらしく演出できるのですが、三分割法のほうが簡単なのでまずこちらを紹介しましょう。

iFruitのスナップマティックでも写真を撮ろうとすると縦横のグリッドが表示されます。このグリッドは三分割法を意識する為のもので、このグリッドの交点に撮りたいものを持ってくることがまず基本です。トルネードがちょうど左下の交点にきているのが分かります。これで撮影したものはこれ、

特に面白い写真ではありませんがトルネードがど真ん中にいたらもっと平凡な雰囲気になっていたと思います。とにかく1回試しに4点に撮りたいものをあわせてみましょう。いろいろ試すことがよい写真を残す為には必要です。

次の写真はこれ。コメットセンターの駐車場の風景ですが、この写真も三分割法を意識しています。どこを意識しているのかというと、

バックのオブジェ、走ってきたフェロンがちょうどグリッドの交点にくるように撮影しました。このように奥行きの異なるものを対角線上に置けば遠近感が強調される効果があります。フェロンの手前にさらにヴォルティックがあるので手前、中、奥と3段階になっているイメージです。

アップの写真でも考え方は同じです。ホイールを見せたかったのですが、ど真ん中にはせずに右下に寄せて撮影しています。ちょうどヘッドライトも左上にきていますがこちらはあまり意識していません。ホイールカタログの商品写真のようにしたいのか、イメージ写真のようにしたいのかで三分割法と日の丸構図を使い分けるとよいと思います。

こちらは車内をチラ見せしたかったのでハンドルを意識しました。左上から右下に向かって遠近感が出せていると思います。テールがフレームから切れていますが車体全体を入れてしまったら見ている人の意識は車内にいかなくなるでしょう。全てをフレームに入れるのではなく切り落とすことも必要だと思います。

全く意識しないよりはそれらしい写真を撮ることが出来るのが三分割法ですが、基本中の基本なのでこれじゃないとダメということではなく、最初に試す、困ったら試すという風に頭の片隅におきながら撮影するのがよいと思います。コツがつかめてきたら自分なりのアレンジを加えていけば、より満足感の高い写真がとれると思います。