かつては高級車であったデクラス・ブードゥー。サンアンドレアス州では手入れの行き届いた個体を見かけることはありませんが、それでもサンディ海岸ではそこそこ人気のある車種です。年代モノでボディの大きなモデルなので燃費は相当悪そうです。このブードゥーもかなり汚く見えますが、純正カラーで赤の個体よりはまだマシです。赤は退色しやすい色なので劣化が激しく見えるカラーでもあります。
ブードゥー最大の特徴は翼を広げたような、フロントからテールへと続く大きなテールフィン。それに比べてフロントマスクは、クロームが美しい状態なら高級感あるデザインなのかもしれませんが、メッキが剥げて錆が浮きまっくている状態ではただただみすぼらしい印象です。フロントシートも時代を感じさせるベンチシートになっていますが、こちらも経年劣化が進んでいます。ブードゥーは塗装さえ状態の良いモデルが皆無なので、完全に錆を取りきることは出来ないでしょうが、カスタムを始める第一歩は全塗装が最優先項目と言えるでしょう。
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