かなり高額なモデルで手に入りづらいはずのゼントーノですが、ロスサントスではその姿を見かけない日はありません。イリーガルな仕事で稼いだアウトロー達にとって、わかりやすい見た目と高性能が人気の理由なのかもしれません。しかしここまで普及していると、ある意味これこそ真実の大衆車なのではないか?という気もしてきます。そんな話はさて置き、投稿常連のU-SKさんが送ってくれたゼントーノを紹介しましょう。
このゼントーノは知人づてに舞い込んだカスタム依頼で製作した車両だそうです。オーナーの指定はボディカラー。アイスホワイトをメインカラー、ライムグリーンをサブカラーに使うことがカスタムする上での条件だったとのこと。オーナーが目指したのはマイクロソフトのビデオゲームコンソール・XBOX的なイメージです。現在の最新機種であるXBOX ONEの本体はブラックしかリリースされていませんが、ブランドロゴのカラーは今でもグリーンxホワイトで構成されています。
オーナーはオイルマネーで富を築いたアラブ系ファミリーの末っ子で、アニメ・マンガ・ゲームなど所謂ナード(オタク)系の趣味だそうです。父親はバインウッドヒルズに豪邸を構え彼に欲しがるものは何でも買い与えてしまうくらいの金持ちで、このゼントーノも父親のクレジットカードで支払いだったとのこと。クルマ以外でもコミックストアなどでのお金の使い方は尋常ではなさそうです。
オーナー自身がクルマにそれ程興味がなく、カラー以外はU-SKさんに全てお任せでパーツ選びをしたそうです。と言っても装着したパーツはハイパーマフラーとスカート程度。スカートはサブカラーにペイントされています。足元はサブカラー同色のエンドーv.2。車高はコンペサス+1巻きダウンで仕上げていますが、オーナーからは乗りづらいから車高はノーマルに戻せないのか?と相談されているようです。
ゲーム機をモチーフにしたカラーリングとはなかなか興味深いコンセプトです。特にリア周りのルーバー部に縁取りでサブカラーが指定されているので、それらしいイメージに仕上げられているなと感じました。
Tumblr: U-SK's Zentorno(XBOX Color)