リンカーンと並ぶアメリカの2大ラグジュアリーカーブランド、キャデラック。長い間セダンやクーペモデルのみをリリースしていましたが、'90s後半のSUV人気の高まりにより変化が訪れます。フォード傘下のリンカーンは'98年にナビゲーターをリリースしました。当初GMはトラックのイメージが強いGMCブランドのユーコン(シボレー・タホの兄弟車)に豪華版・ユーコンデナリを加え対応しましたが、翌年デナリをリンカーンブランドに対抗し得るラグジーブランド・キャデラックよりエスカレードとしてリリースしなおします。
カヴァルケードはそんなキャデラック・エスカレードの兄弟車。ロスサントスでは写真の新型の他に1世代前のモデルも流通しています。こちらの新型カヴァルケードは'07年デビューのエスカレード第3世代モデルがベースになっています。キャデラックはハイブランドであり、'70s以降はあまり派手なカラーのラインナップは見られません。この地味系の傾向は'90s以降更に強まり、キャデラックのモデルは白黒銀が主流となります。
新型カヴァルケードの大きな特徴はヘッドライト・テールランプ共にLEDを多用していること。ヘッドライトはハイビーム・ロービームともプロジェクタータイプを採用しています。ヘッドライト・フロントグリルはエスカレードのものよりもやや大きめで、かなり押しが強い印象です。どちらかと言えばフェイスよりもテール回りの方がエスカレードに近いデザインが残されています。
エスカレードはナビゲーターにやや後塵を拝する状況になっていますが、サンアンドレアス州ではナビゲーター相当のモデルが流通していない為、カヴァルケードのライバルはダブスタやロコトといったところでしょう。
Tumblr: Cavalcade(Based on '07 Escalade)