まるで'50sにタイムスリップしたか、あるいはロスサントスではなく今では'50s U.S.モデルの聖地となっているハバナで撮られたかのような雰囲気のあるSnow Angelさんのトルネード。それもそのはずこのトルネードのテーマは「日常的に乗ることのできる、街に溶け込むカスタム」だそうです。ボディカラーも温暖なロスサントスによく似合っています。普段使いには少し鈍重なトルネード。まずは快適な街乗りが出来るように出力調整からカスタムを始めたとのことです。
綺麗なボディカラーはオレンジにデューイエローのパールセントを混ぜているそうです。曲面の多いトルネードのボディの丸みがより強調され質感が高く見えるカラーですね。ストックのイメージを崩さず、あたかも純正状態かのような装着パーツ選びで、とても良いバランスでクルマを仕上げています。ホイール・クラシックロッドも純正オプション的な雰囲気です。元々はドラッグレースっぽいのカスタムが施されていたらしくサイド出しマフラーはその名残のようにも見えます。
この写真からはローライダーのような雰囲気も感じさせます。'50s~'70sの高級車はホットロッド、ローライダーのどちらのベース車両にもなりえるクルマです。ロスサントスでは手に入るエクステリアパーツの種類が多くないので、ボディカラーや撮影するシチュエーションなどでうまくそれらしい雰囲気を表現した方がカスタムコンセプトを明確にすることが出来るでしょう。このトルネードはその車高の調整状態から普通に撮ればローライダー的なイメージを感じさせるところはあまりありませんが、黄色系の照明によって強調されたボディの質感や、影によって車高が低く見えていることがこの写真からローライダー的なイメージを感じる要因だと思います。
上の写真は日常的な雰囲気ではありませんが、まるで当時の広告に使われていたかのようなイメージです。ビーチでの撮影はクルマによっては違和感がバッチリ現れてしまうので中々難しい撮影状況なのですが、構図が上手くキマればカッコよく見えるというよい例ですね。現在はもう1台別にコンバーチブルを探しているというSnow Angelさん。この写真の状況はトルネードならばコンバーチブルだと更によい雰囲気になるような気もします。
Tumblr: Snow Angel's Tornado