トヨタのアッパークラスブランド、レクサスにラインナップされているLS的なデザインを採用したカリンのアッパーミドルクラス向けセダン・アステロープ。おそらく車格的には同社のイントルーダーとほぼ同じ位置づけでしょう。イントルーダーは日本人好みの、アステロープは欧米人好みのデザインと言えそうです。アステロープの純正色のなかでレクサス的なイメージが強いのは、やはりこのホワイトがNo.1です。
アステロープの白系純正カラーにはやや青味がかったダイヤモンドブルーと思われるカラーも存在します。純白・パールホワイト的なカラー、ともに似合うカラーであると感じますが純白の方が純正感は高いでしょう。 そして何といってもアステロープのデザインでもっとも目を惹くのは丸形ブレーキランプをクリアーのシェル内に配置した、所謂ユーロテール風のテールランプ。実はレクサス・LSはこの形状のテールランプを採用したことはありません。このランプの代名詞であるモデルと言えばレクサス・IS(日本ではアルテッツァとして販売)です。
リア周りよりもフロントマスクのほうがLS的なデザインを感じさせる部分です。LSの第2世代・LS430(日本名:セルシオ)と第3世代のLS460を足して2で割ったような雰囲気です。前斜め45度くらいから見るとかなりLSっぽいのですが、正面など見る角度によってはLSに比べるとかなりコンパクトなボディサイズに見えてしまいます。サイズ感で言えばテールライトのデザインが似ていることもありISの方が近い気もします。しかしカリンには第1世代ISにかなりイメージの近いサルタンがあるので、ここではLSとの比較で記事を書いてみました。
この白はかなりマシなのですが、カラーによってはオヤジ臭さが全開になってしまうアステロープ。その一番の原因はやや腰高なスタンスです。アステロープをシャープに見せるにはこのカスタムモデルのように車高を下げるのは必須条件です。リンク先のカスタムではコイルカット(サスを撃って破壊)していますが、コンペサスを装着するだけでもかなり雰囲気が変わります。
Tumblr: Asterope(Lexus LS Style)