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4.01.2014

customer’s:スティンガーGT

前回はフェニックスで投稿してくれたCarsさん。今回もオールドスクールなスポーティモデル、グロッティ・スティンガーGTをカスタムしています。前回の投稿内容を考えるとCarsさんはシェルビー・デイトナ的にブルー系でカスタムするのかな?と予想していましたが、ボディカラーはフェラーリ・250GTOをなんとなくイメージさせるグレイスレッドでした。


スティンガーGTはレジェンダリーモータースポーツでの販売価格が$875000とかなり高額な部類のモデル。どうにか安く手に入れようとCarsさんはネットオークションやスクラップヤードなどでカスタムベースにできる個体を探しました。そしてついに見つけたのがレースで大破寸前までクラッシュした、キャビン以外は全てダメージを受けたこのスティンガーGTでした。

フレーム修正やエンジンオーバーホール、足回りの総交換など手間のかかるレストア作業はおよそ2年に及びました。ホイールはもともと装着されていたノックオフスピンナー付ワイヤースポークモデル、ビッグワームがクラシカルなスティンガーGTの雰囲気とマッチしていたので、こちらも修正してそのまま装着しているそうです。

多大な手間暇をかけて再生したこのスティンガーGT。ボディカラーに暗めの赤系カラー・グレイスレッドをチョイスしたことによりフェラーリ・250GTO的にもオールドU.S.クーペ的にも見えてくる雰囲気を手に入れています。個人的にはこのカラーのスティンガーGTからはフォードの大排気量エンジンを搭載したイタリアンスポーツモデル、デ・トマソ・パンテーラ的なイメージを感じてしまいました。