映画「トランスポーター2」のアウディ・A8に憧れ、オベイ・テイルゲイターをフランク・マーティン仕様にしたのはMarcさん。ブラック×ダークブルーパールのボディに、ペイントフロントスプリッターとスポーツリアバンパーで映画と同じく渋めの仕様で仕上げています。ボディが黒なのでクロームグリルとストックのクロームホイールが引き立っています。やり過ぎないテイルゲイターのお手本のようなカスタムです。
この写真はびっくりするほど映画の冒頭シーンのイメージが再現されています。もちろん一緒に写るのはフランク・マーティン(ジェイソン・ステイサム)に扮するMarcさん。A8に比べると一回り小さいテイルゲイターですが、それを感じさせない雰囲気のカットですね。この後ギャングに囲まれてしまいそうな感じが伝わってきます。
テイルゲーターだけでなく、1作目に登場したBMW735i仕様のオラクルも所有しているそうなので一緒に写真を送ってもらいました。こうして並べるとオラクルの大きさがわかります。共にホイールはストックのままで、Marcさんのモデルのなるべく素の状態を楽しみたい気持ちが伝わってきます。手数は少なくてもコンセプトさえしっかりしていればクルマはカッコよくなるものです。カスタムする前にテーマをハッキリさせることが、思い描いたクルマへの近道でしょう。
Marcさんのガレージの風景です。奥にはスーパーダイアモンドが置いてあり、彼がセダンフリークだということがわかります。カスタムだけでなくテーマを決めてガレージを埋め尽くすのも楽しいものです。若い頃はあれもこれもになりがちですが、ある程度自分の好みが定まってきたら同じテーマで数台カスタムしてみるのも良いかもしれません。興味が変わったらガレージのクルマを入れ替えればよいだけです。もちろん脇見をせず1台を愛することもすばらしいことですが、新しい発見の為にいろいろなクルマを試すのもいいかもしれません。