ケンメリには2ドアと4ドアのボディバリエーションがあり、2ドアはハッチバック的にも見える(実際にはノッチバック)太いCピラーがトランクの後端まで伸びるデザインでした。対してヨンメリと呼ばれた4ドアモデルはハッチバックの様な印象のあるデザインではなく、ちょうどヴィゲーロのCピラーからトランクのラインに似た雰囲気です。ヴィゲーロは2ドアなのにどちらかといえばヨンメリに似ている気がします。
このヴィゲーロもウォーレナー同様スタンス的なニュアンスでカスタムされています。ホイールにはオレンジにカラードされた、チューニングシリーズでは比較的大径に見えるエンドーv.1を履かせていますが、ボディカラーはJDMイメージの香るダークスチールで塗られコントラストを付けています。こうしてウォーレナーとヴィゲーロを並べると4灯マスクとフェンダーミラーがこの2台を'70sスカイライン的に見せるポイントなのだとわかります。
ボディサイズもマッスルカーの中では小ぶりでケンメリ要素が多数感じられるヴィゲーロですが、唯一 テールランプだけはスカイラインを感じられない部分です。ケンメリから始まりその後のスカイラインに採用されている伝統の丸4灯テールは、クルマにそんなに詳しくない人にもそのクルマがスカイラインであると判断させるポイントです。いつも紹介用の撮影をする時は死角が出来ないように前後から撮った写真を使うようにしているのですが、ヴィゲーロのテールランプにはその要素が全く感じられないので今回はあえてリアが写らないように撮影しました。
この2台はもっとJDM、日本の街道レーサー的な感じでチューニングシリーズのホイールをブラックやシルバーで履かせてやっても良いかもしれません。RSワタナベ・8スポーク的なフジワラやディッシュドエイト、ハヤシ・STのようなカウンターステア、ハヤシ・テクノのようなイメージのバトルVIIIなどがらしく仕上がりそうです。
Tumblr: Warrener & Vigero(Skyline "Hakosuka"&"Kenmeri"Look)