英国の高級車ブランド、ジャガー(現在はインド・タタモータズ傘下)からリリースされているXFにとても良く似ているランパダーティ・フェロン。XFと言えば他社の高級セダンと同様にシルバーを始め黒白系のいわゆる色無しカラーが多い印象です。しかしフェロンの純正カラーで取り上げたのはこのブルー。XFのスポーツグレードXFR-Sには青系の純正色もあるようですが、今回は別の角度から見てみたいと思います。
前述したようにそのフェイスやスタイリングなどトータルイメージはジャガー・XFに似ているフェロン。グリル形状・バンパー内のダクト、切れ長のヘッドライトやエンジンフードなどクルマのデザインの中で最も印象に残る部分、フロントマスクがその要因です。しかしリア周りに目を向けると少し印象が変わります。
リア側がすこし持ち上がった ウインドウシルのラインやリアフェンダーの膨らみ、トランク形状などCピラーから後ろ側のボディデザインはマセラティ・クアトロポルテ風です。ゴテゴテした純正ホイールもマセラティ的と言えるでしょう。テールランプ・リアガーニッシュの形状はXF、クアトロポルテとも似たデザインですが、どちらかと言えばXFに近い気がします。
イタリア車的に見せる為には原色系カラーを選ぶとよいのではないでしょうか? 実は現在のクアトロポルテに用意されている純正カラーはXFとほぼ変わらず地味系カラーばかりなのですが、マセラティ的に見せたいならこのブルーも悪くない印象です。クアトロポルテとボディ形状の似ているマセラティ、エントリークラスの4ドアモデル・ギブリにはブルー系のボディカラーも用意されています。
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