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7.10.2014

Genuine Color:かつてのUsとJpの関係

マッスルカーの中ではちょっと小ぶりなボディのデクラス・ヴィゲーロ。トータルイメージはマスタングと並ぶポニーカーの代名詞、第1世代のシボレー・カマロのフェイスを2灯から4灯に変更したような印象です。しかしテール周りのデザインや4灯フェイスは'70年に発売されたダッジ・チャレンジャーのような雰囲気もあります。今回取り上げた純正カラー、グリーンがかったブルーが特にそれらのモデルの印象が強いわけではありませんが、綺麗な色だったので撮影してみました。


他のマッスルカーに比べてボディがやや小ぶりであること、フェンダーミラーを採用していることなどから'70sの日本のクーペに見えないこともありません。シルバー・ホワイト系のカラーならC110型スカイライン(通称ケンメリ)にも見えてきますし、黒や濃緑系カラーなら第1世代のトヨタ・セリカ(通称ダルマ)にも見えてきたりします。これは当時の日本のスポーツカーはどの車もほぼマッスルカーのデザインを取り入れていた(悪く言えば模倣していた)ことに理由があるのでしょう。

余談ですが手前に写るピカドールにも似たような傾向があり、第2世代シボレー・エルカミーノのイメージが強いクルマなのですが、エルカミーノの小型版のようなデザインのトヨタ・クラウン ピックアップ的でもあります。クルマのデザインはパクりパクられのようなものですから、フランクに捉えていろいろな視点で楽しんでみるのがよいのかもしれません。


Tumblr: Vigero