商用車的なイメージが強いインゴット。ですが、この純正カラーのような青系ボディカラーなど原色系ボディのインゴットからは80年代のマツダ・ファミリアワゴンの香りを感じます。SUVが主流になる前の90年代まで2ボックスワゴンはアウトドアユースにも重宝されていました。ユーティリティ性ではSUVに劣りますが、現在より車高の低いクルマが好まれた時代にはセダン的なスタイル+積載量で選ばれていたのではないかと思います。
イメージ的にはこの写真のような雰囲気がファミリアオーナーのスタイルでした。しかしサーファーのようにボードを積載したインゴットオーナーは見かけることはありません。せめてテイルゲイターのようにルーフラックがリリースされていればもう少しこのイメージにあうクルマに仕上げられるのに…と感じてしまいます。