All Convertible Festaには2台のマナーニャがエントリーしていましたが、こちらのローライダー的なスタイルのカスタムマニャーナはKentサンのエントリーカー。West Coast Hotrodを意識したカスタムということでしたが、それならもっとドラッグスタイル的な要素を取り入れたほうがよかったのではないでしょうか。オーナーの主張するカスタムスタイルと見る側の印象に少し隔たりのあるクルマになってしまった気がします。
しかしトータルバランスは決して悪くない印象です。この角度からだとスチール系に見えるボディカラーはハーバーブルーにイエロー系のパールセントを混ぜているそうです。見る角度によって全く異なるカラーに見えてくる不思議なカラーに仕上がっています。ホットロッドを意識したという割にはホイールチョイスが如何にもローライダー的なワイヤードを履かせており、ホワイトリボンタイヤの雰囲気も手伝ってホットロッド的な印象はあまり伝わりません。
ボディパーツはストックのシルエットが気に入っているらしく素の状態です。もちろんこの仕上がりは美しいのですが、マナーニャをホットロッド的に仕上げたいならインテークを付けてやるのが手っ取り早い気がします。インテークの派手さが好みでないならアーチフレームス取付とタイヤが太目(に見える)のホイールチョイス、ボディ・ホイールのカラーリングの組み合わせでそういったイメージを出さないと、見る側にはホットロッド的な印象が伝わらないと思います。
残念なことにKentさんのマナーニャはマシントラブル(実際はオーナーの回線不調)の為、クルージングは欠場になってしまいました。
