世界でも最も有名なイタリアのラグジュアリースポーツモデルブランド・フェラーリ社とつながりが深いメーカー・グロッティ。グロッティ唯一のコンバーチブルモデル・カルボニッツァーレは、そのブランドイメージやコンバーチブルであることなどからフェラーリ・カリフォルニアをまず連想する人がほとんどかもしれません。紹介ページでも触れたことなのですが、個人的にはもっと近いデザインのモデルがあるように感じます。
まず、「Astonmartin V12Zagato」で検索をしてみて下さい。このモデルはアストンマーチンとイタリアのカロッツェリア、ザガート(現在のSZデザイン)のパートナーシップ50周年を記念して限定生産されました。V12ヴァンテージをベースにザガートがデザインしたボディを採用しています。カルボニッツァーレと比べるとクローズド状態でのサイド、リア周りのデザインは瓜二つといっても過言ではないスタイリングです。純正ホイールもV12ザガートとほぼ同じデザインです。
ただ、フロント周りとコンバーチブルモデルであることはフェラーリ・カリフォルニア的であるのも事実です。V12ザガートはクローズドモデルでありルーフ開閉機構を備えていません。元々似たデザインであるこの2台のいいとこ取りをしたのがカルボニッツァーレであるとも言えます。フェラーリ・カリフォルニアの純正然としたイメージをもっと出したい場合はホイールをスポーツシリーズのインフェルノやロズスピード Mk.Vなど5本スポークタイプに履き替えてやるとよいでしょう。