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9.08.2014

Genuine Color:’80sのポピュラーなスポーツモデル

マッスルカーに分類されていることやそのフォルムなどから、'82年デビューの第3世代シボレー・カマロ的なイメージのあるインポンテ・ルイナー。しかし写真の純正カラーのようなシルバーxブラックツートンカラーなどのルイナーは'83年発売の日産・フェアレディZ、Z31型的な雰囲気が強くなるような気がします。


第3世代のシボレー・カマロ、Z31型フェアレディZともに'80年代の同時期のモデルなので似ていてもそんなに不思議ではないのですが、'70年台の日本製スポーツモデルがマッスルカーのデザインを模倣していたことを考慮すれば、フェアレディZがカマロに似せたと言えるかもしれません。

クルマのイメージを最も印象付ける部分、フロントフェイスは薄く目を開いたようなリトラクタブル調ヘッドライトを採用していることによって、いかにもZ31的なイメージです。ヘッドライトインナーがウレタン調ブラックになっているのはカマロ的ですが、Z31イメージの方が勝っているでしょう。また細いグリル?ガーニッシュ?がバンパー上部にあることとリトラクタブル調ヘッドライトであることによって、三菱・スタリオンのようにも見えます。スタリオンも前述の2台と似たようなスタイリングのモデルです。

そしてZ31的なイメージを強めるルイナーの仕様の一つにTバールーフ仕様の存在があります。実は第3世代カマロにもTトップ仕様は設定があり、どちらの雰囲気に見えてもおかしくないのですが、Tトップ仕様のイメージはどちらかと言えばカマロよりも兄弟車であるポンティアック・ファイヤーバードの方が強い気がします。そんなイメージから個人的にカマロよりZ31的に見える部分なのかもしれません。

テールランプのデザインとサイドまで回り込んだリップスポイラーはカマロイメージの強い部分です。しかしZ31型のデザインとかけ離れているか言えばそういう訳でもなく、Z31でも似たタイプのスポイラーを装着する例はありましたし、気に入らなければアフターパーツで印象を変えることもできます。

唯一純正でホイールだけはZ31的ではないのでZ31純正的な雰囲気を強めたければ、ローライダーシリーズのスーパーフィンがピッタリだと思います。


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